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自動車左折時の危険

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7月30日の朝日新聞1面より。国交省が過去10年にあった左折時の自転車巻き込み事故を調べたところ、死亡事故の9割を8トン超のトラックが起こしていることが判明したそうです。

自転車に限った話になっていますが、左折時の事故という点では横断歩道を歩く歩行者等でも負傷・死亡事故は多い類型です。図面で事故類型を分けてみましたが、①と④の形態で事故が多いことが容易に想像できます。①の原因としては、自動車は左折の為減速をしますと後方を走行する自転車と速度差が生じますので、そこで双方の距離が縮まり接触事故になることが考えられます(図では車道を走っていますが、歩道を走行し横断歩道上で接触するパターンを含みます)。④ですが、早く右折をしたい心理から対向直進車に多くの注意が働き、死角となる右肩後方への意識や確認がおろそかになり事故が発生します。直進車が来る前に早回りして通り過ぎようとしたら自転車が④方向から来て交差点内で急停止した経験はどなたでもある筈です。①は重大事故を発生させる事故類型であることは明らかです。車道の自転車対策としてはしっかり減速すること、幅寄せして(悪い意味ではありません)自転車等の巻き込み危険を防ぐこと、その他の対策としては、交差点にさしかかる直前の左後方車両や歩道の歩行者等の動静に注意を払う習慣を身に着けることが大切です。

 

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