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平成28年度労災保険データ

毎年この時期になりますと、年度更新の書類内に同封されています。

まず、保険料収入は8,717億円。保険給付に8,312億円使われました。療養(治療費)給付や休業給付で43%(3,589億円) 

障害年金で18%(1,512億円) 遺族年金で26%(2,183億円) その他残りとなります。療養給付が27.5%(2,293億円)でウェイトが一番

高く、次に遺族年金の26.3%が続きます。こういったところでも目立つのは医療費関連です。保険の補償がある人とそうでない人との治療期間の長短が顕著だそう

ですが、自費で治療すれば早く済まそうとしますから当然の結果と言えばそれまでです(この辺は人間を性悪説で考えれば合点がいきますね)。医療費関連ですと生活

保護の医療扶助が保護費全体の40%~50%弱と聞いたことがあります。また、車の自賠責保険。死亡保険金額は過去から上がっていますが、傷害(治療費・休業損

害・慰謝料など)の120万円の上限は全然変わりません。ここでも医療費のウェイトが圧倒的に高いので、保険金額を増やしても医療機関が潤うだけで被害者保護の

理念が充実するわけではないと判断があるのかも知れません。社会保障の健康保険給付も高度な医療技術などの影響もあり今後も増え続ける予想ですから、私たちの生活

の中で医療費はもう少し注目されなくてはならないのかも知れません。

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